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    東日本大震災:千葉で広域「再液状化」 87年にも被害

    東日本大震災で震度5強以上を記録した千葉県内の広い範囲で、87年の千葉県東方沖地震に続いて地盤が再び液状化する「再液状化」現象が発生していたことが、県環境研究センターの風岡修・主席研究員(地質学)の研究グループの調査で分かった。風岡主席研究員は「再液状化がこれほど広範に確認されたことはない。再液状化を前提にした護岸対策などが急務だ」と指摘している。

     ◇「再々」の可能性も 横揺れ対策必要
     風岡主席研究員によると、もともと房総半島には「細粒砂」と呼ばれるごく細かい砂が広く分布している。東京湾岸の埋め立ても、遠浅の海底に堆積(たいせき)した細粒砂をくみ上げ、埋め立てを進めた場所が多い。一般に一度液状化した地盤は再び液状化しにくくなるとされるが、こうした場所では液状化しても地盤が締め固まらず、隙間(すきま)が多く柔らかい「ゆる詰まり」と呼ばれる状態になり、液状化を繰り返しやすいという。


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    【千葉県東方沖地震(1987年)と東日本大震災による液状化地域の分布】
    (1)千葉県東方沖地震でも今回の震災でも液状化した地域(再液状化地域)
    (2)東方沖地震で液状化したが、今回の震災では液状化しなかった地域
    (3)東方沖地震では液状化しなかったが、今回の震災では液状化した地域
    (4)今回の震災での県内の震度5強以上の地域


     今回の震災では、震度5強以上となった千葉市美浜区など東京湾岸北東部、香取市など利根川下流部、旭市など九十九里沿岸北部で顕著な再液状化が起きていたことが、調査で確認された。一方、震度5弱だった地域では液状化せず、市原市沿岸部や九十九里浜南部は大きな被害を免れた。

     液状化被害は64年の新潟地震以降、広く知られるようになった。埋め立て地の分譲を推進してきた千葉県は「分譲後の土地は個人や企業が管理するもの」と説明しており、公共施設以外の液状化対策は、土地所有者の判断に任されてきた。

     再液状化した場所は「再々液状化」の可能性も高いといい、風岡主席研究員は「液状化は建物の基礎へダメージを与えるが、大きな横揺れを減らすため、屋根や建物内部の被害を抑えられる。地盤に浮いた舟のような構造の基礎をつくり、建物の揺れを減らす構造の建築を進めるなど、土地の性質とうまくつきあうことが大切だ」と話している。

    毎日新聞 2011年6月9日 15時00分

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    液状化を起こす原因は、土壌の質と地下水位の2点が絡む。
    地表付近の含水状態の砂質土が、地震による振動で流動化することで発生する。
    そして、沼や川・海の埋立地や地下水が貯まっている地域で地震により上位の土が流動化する。

    震災後に行われた、千葉・幕張地区の地下水位調査では、ごく浅い深度で「地下水貯まり」が発見されている。
    また、「地下水貯まり」が2段になっている地域も確認されている。
    液状化が起きて「地下水貯まり」が減少しても、もう1つの「地下水貯まり」があれば再液状化も起き得る。

    「細粒砂」は液状化しても地盤が締め固まらず、隙間(すきま)が多く柔らかい「ゆる詰まり」と呼ばれる状態になり、液状化を繰り返しやすいということは、更に再液状化の可能性が出てくる。

    TVのワイドショー番組に出演していた不動産アドバイザーは、「一度液状化が起きた土地は二度と起きないから、地価が下がって買い得なんです!」と豪語していたが、信じてしまう人もいるだろう。


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