大阪市の水道水「ほんまや」が金賞 モンドセレクション
大阪市の水道水「ほんまや」が金賞 モンドセレクション
大阪市の水道水を加熱処理して商品化したペットボトル入りの水「ほんまや」が国際的な食品品評会「モンドセレクション」の「ビール、水、ソフトドリンク」部門で金賞を受賞した。市が23日、発表した。

モンドセレクション金賞を受賞した大阪市水道局のペットボトル水「ほんまや」
市によると、国内の地方自治体が製造・販売する商品が金賞を受賞したのは初めて。
ほんまやは大阪市水道局が500ミリリットル100円で販売。市営地下鉄の駅売店や市内の一部のコンビニの店頭に並んでいる。平成19年の発売以来、これまでに約86万本が売れた。
授賞式は24日(現地時間)、ベルギー・ブリュッセルで開かれる。
MSN産経ニュース 2011.5.23 21:38
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モンドセレクションって、「金出せばもらえるよ」と言われた事がある。
「モンドセレクション」って何だ?
ベルギーに本部がある国際的品評機関
参加料はなんと約17万円!
まず始めに、「モンドセレクション」とは何かを知っておこう。
モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際的な品評機関。世界各地にある優れた市販商品の評価、品質向上を目的として、1961年にベルギー王国経済省とEC(欧州共同体:当時)が共同で創設したものだという。「食のオリンピック」「食のノーベル賞」に例えられるように、商品の品質に関するコンクールとして歴史のある、最も代表的なものだといわれている。
審査は毎年行われ、一般に市販されている製品を対象に、自身で参加した製品に限られる。審査料は基本的に、1製品ごとに1100ユーロ。日本円で約17万円だ(2月1日時点の為替レートである1ユーロ=158円で換算した場合)。3製品目以上は1製品ごとに1000ユーロになる。
審査は、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」などの項目ごとに、それぞれの分野で活躍する、確かな専門的知識とその高い能力を認められたスペシャリストらが行うという。採点の詳細は非公開だが、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて、90点以上で最高金賞 (GRAND GOLD MEDAL)、80点以上で金賞 (GOLD MEDAL)、70点以上で銀賞 (SILVER MEDAL)、60点以上で銅賞 (BRONZE MEDAL)が授与される。 つまり、同一ジャンルで1製品というわけではなく、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるのだ。
マークが製品によって微妙に違う?
デザインは企業が独自に作成
受賞すると、モンドセレクション創設当時のベルギー経済庁本部を浮き彫りにした受賞メダルを使ったマークを広告やパッケージに使用することができるが、使用期限は5年。ただ、最高金賞を3年連続で受賞すると与えられる「国際最高品質賞」などを受賞すると、永久使用が許可されるという(受賞年を明記する必要がある)。
この「モンドセレクション受賞」のマーク。最高金賞受賞商品をずらり並べてみると、マークが少しずつ異なる。これは、事務局から渡されたロゴイメージを元に、受賞企業が各自にアレンジしているためだ。
受賞式は、毎年初夏にヨーロッパ各国を巡回して行われる。2007年は、5月28日にスペインのバルセロナで開催された。受賞者には招待状が届くが、受賞式に参加する交通費は、ミシュラン同様に“自腹”となっている。

同じ最高金賞でもマークのデザインはメーカーそれぞれ
ラムネ、漬物、豆腐よう、サプリメント…
受賞ジャンルは実にさまざま
さて、この“難関”を突破し、最高金賞を受賞した製品はどのようなものか。入手した受賞リストを眺めてみると、実に興味深い事実が分かってきた。
まずモンドセレクションといえば、ビールやワイン、日本酒などの酒類や菓子など、食品のなかでも嗜好品が受賞しているというイメージが強い。しかし、受賞リストを眺めてみると、意外にバリエーションが多いことに気づく(第2部参照)。
例えば、ラムネや漬物、ドレッシングを始めとして、日本人でも食べる機会がそれほどないであろう「豆腐よう」などの珍味もある。また、ミネラルウォーターやサプリメントなどといった、必ずしも味を楽しむことが目的でないものも。果てはコーンスターチのような、「これは食品というよりも、食品原料だろう」とつっこみを入れたくなるものまであるのだ。
というのも、審査部門は、創設当初はビールやソフトドリンク、食品などが中心だったが、範囲を拡大。「チョコレート・製菓・ビスケット部門」「穀類製品部門」「食品部門」「ワイン部門」「蒸留酒・リキュール部門」を始め、「ビール・水・ソフトドリンク・その他ノンアルコール飲料部門」もある。実は非食品分野まであり、「タバコ部門」「コスメ・トイレタリー部門」も。2007年には、「ダイエット・健康食品部門」が新たに設置されたという。
「最高金賞」受賞企業に直撃!
応募はどうやって?どんな審査?
審査の手順と評価の仕組みは、何となくつかめた。しかし、疑問は、前述のようにジャンルが多岐にわたる製品がどのように審査され、評価がなされているのか、ということ。実は、「具体的な審査方法や基準はわからない」というのが、多くのメーカーの意見。
「味、品質の安定度、パッケージデザインを審査員が総合的に評価しているらしいが、私たちには、どういう細かい審査をしているかはわからない」(ラムネで最高金賞を受賞した木村飲料)。
そもそも日本にしかない食品となると、その味の良し悪しを海外の審査員に判断できるのか、という疑問も当然出てくるだろう。「審査基準の詳細はわかりません。また、審査員がどうやって食べているかも当方では知りません。とはいえ、出品する際の用紙に商品の説明をきちんとすることが明記されておりましたので、『日本では、特にご飯に乗せて食べることが好まれています』と記載しました。応募の際に本部からは、試食には各国の食文化に知見のあるスペシャリストが参加して審査していると聞きました」(なめ茸で受賞したナガノトマト)。
何が評価されたかについても、具体的に知らされていないケースが多いようだ。
「味覚、品質、デザインも審査したうえで、総合評価が90点以上ないと最高金賞は受賞できませんから、当然、おいしくて、高品質の商品だと思ってもらえたんじゃないでしょうか」(顆粒みそ汁で受賞したかねさ)、「アジア独特のごまの香り、無添加なのに無菌で製造できていることが評価されたのでは」(ごまドレッシングで受賞したマルボシフーズ)、「欧米の方々にも、小麦の味やコシ、ゆでたときに香りが豊かだということは分かっていただけたのではないでしょうか」(うどんで受賞した大庄屋)と、受賞理由は推測の域を出ない。
一方、審査員から評価されたポイントを直に聞いたメーカーもある。
「審査員から、ほのかな甘みと酸味、歯ごたえ、えのきとしょうゆのハーモニーが素晴らしいと言われた」(ナガノトマト)という。「味がいい。クオリティが高い」と声を掛けられたのは、さんまの蒲焼で受賞した平松食品。
つまり、授賞式に出席し、求めればアドバイスがもらえることもあるようだ。
「『日本酒で海外に進出していくには、どうしたらいいか。情報がほしい』と問うたところ、モンドセレクションのスタッフから『日本酒は、フルーティーな飲み口でドライなほうが欧米で受ける』と言われた。その通りに改良を加えたところ、受賞して欧米で受け入れられた。審査員のアドバイスは有益だった」という声もあった。
また、「授賞式の翌日には、受賞者を対象にした観光ツアーがある。その際、同行するモンドセレクション事務局スタッフの食べた料理に対するコメント内容から、どんな味を彼らがおいしいと感じるのかをリサーチすることもできる」(平松食品)という。
売り上げアップ、価格競争から脱却…
“サントリー効果”で影響力は絶大
日本で最高金賞を受賞したメーカーは多いが、その効果はどの程度あったのかは気になるところ。
まず売り上げが伸びたケースは多い。「売り上げが3.5倍になり、一時は生産が追いつかないほどになりました」(豆腐ようで受賞したJCC)というメーカーもある。要因として、数多くのテレビや新聞、雑誌に取り上げられたことも大きいようだ。
派手に宣伝をしたわけでもないのに販売店側から「卸してほしい」という声がかかるなど、「取引先の反応が変わった」というメーカーも少なくない。大庄屋は、香川県知事から直々に、東京・新橋にある香川県のアンテナショップへの出店要請を受けた。マルボシフーズは、福岡県の遠隔地にあるにも関わらず、受賞後に遠くはドイツから問い合わせがあり、取引が始まったという。国から海外に進出するための助成金が出たというメーカーもあった。
また、価格競争の激しい市場で高付加価値化に成功したケースもある。
「原材料費の値上がりで値上げせざるを得ない状況に追い込まれ、離れてしまったお取引先やお客様もいらっしゃいました。しかし、モンドセレクション受賞後、お客様が戻ってきました」というのは、ラムネの木村飲料。
「安いのが当たり前」という市場で高級というポジションを築けたのは、大庄屋だ。「小麦粉でも中心の部分のみを使用するので、原材料費は通常より高くつく。だが、従来のさぬきうどんのイメージは、安くておいしい食べ物。そのため、『中元や歳暮の贈答用でも気がひける』という客の声は聞こえていた。それが受賞後は、胸をはって『高級なうどん』といえるようになり、売り上げは倍増しました」(大庄屋)という。
ただ、実際にその効果が顕著になったのはここ最近だという。40代以上だと子供のころによく食べていた日清製菓の「バターココナツ」などでなじみが深いモンドセレクション。しかし、若い世代には、モンドセレクションの名前すら知らない人も多いのだ。
「毎年、幕張で行われている食品の展示会『フーデックス』。当社もこちらにずっと出品しているが、ここを訪れる流通関係の方々でもモンドセレクションを知らない人がいるのです」(かねさ)
そんな若い世代も含めて、「すごい賞らしい」と評判になったのは、サントリーが「プレミアムモルツ」のテレビCMなどで「3年連続モンドセレクション最高金賞受賞」と大きく打ち出してからだ。「消費者の方でも、サントリーさんが3年連続受賞したという広告で、モンドセレクションに関心を持たれたという方が少なくありません」(平松食品)
リストを見ると気がつくのが、地方企業が大半だということ。それゆえに、受賞後、「不景気で活気がない地元が盛り上がった」という受賞メーカーも目立つ。「地元小学生が工場見学に次々に訪れ、子供が喜ぶ姿に街全体が元気をもらっている」(ごまドレッシングのマルボシフーズ)。
中小メーカーも多く、自力で全国に向けて自社の商品を大々的にPRするのは難しいだろう。そんななか、世界レベルの“わかりやすい評価”を受けられるモンドセレクションは、地方メーカーの“救世主”ともいえるわけだ。
日経トレンディー 2008年02月04日
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乱発気味?実際、モンドセレクションってどうなのよ?
昔は、日清製菓の「バターココナツ」やサンリツの「源氏パイ」の袋に燦然と輝いていたモンドセレクション。
今では、サントリーのプレミアムモルツの広告で、モンドセレクション3年連続最高金賞というキャッチコピーにまでなっている。・・・で、実際、どうなのよ?モンドセレクションって?
販促会議でアイデア出しに困ったとき・・・「モンドセレクションでも獲りに行きますか?」なんて会話が昨今良く聞こえてくるようになった。そういえば、少し乱発気味な気もするぞ。その実態は、どうなのか?(日経トレンディネット2008年02月04日配信の記事「モンドセレクション」って何だ?を参考に整理させていただく。)
モンドセレクションは、「食のノーベル賞」らしい。
モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際的な品評機関。世界各地にある優れた市販商品の品質向上を目的として、 1961年にベルギー王国経済省と欧州共同体が共同で創設したもの。「食のオリンピック」「食のノーベル賞」に例えられるように、 商品の品質に関するコンクールとして最も歴史のあるものだといわれている。
審査は、自費参加の商品のみに限られる。
審査は毎年行われ、一般に市販されている製品を対象に、自身で参加した製品に限られる。審査料は、1製品ごとに1100ユーロ。2010年7月8日本日の為替レートが1ユーロ=111円なので、日本円に換算すると12万円強かかるわけである。
厳正かつ非公開なプロによる絶対評価。
審査のジャンルはビール・菓子・タバコ・美容などのカテゴリからさ らに100以上のグループに分かれており、それぞれを各分野で活躍する、確かな専門的知識とその高い能力を認められたスペシャリストらが行う。
採点の詳細は非公開だが、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて、90点以上で 最高金賞、80点以上で金賞、70点以上で銀賞、60点以上で銅賞が授与される。 つまり、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるわけだ。
日本から出品した食品の8割が入賞している。
日経MJ2008,11,14号の記事を出典として編集されたウィキペディアには、「本認証は相対評価ではなく絶対評価を用いているため、定められた技術水準を満たした商品には全て認証が与えられる。特別金賞は2006年以降毎年50点以上の日本製品に与えられている。なお国際的には、ほとんど無名である一方、日本国内で近年急激に知名度が上がったため審査対象品の5割が日本からの出品という状態にある。さらに、日本から出品した食品の8割が入賞している」と記されている。
実際のところはどうなのかと「モンドセレクションの本サイト」を閲覧すると・・・
http://www.monde-selection.com/jp/
「2010年度は、19カ国178企業から出展された292強の商品がインターナショナルハイクオリティートロフィーを受賞しました」と記されているが、「ダイエット並びに健康食品」分野では、受賞した15社のすべてが日本企業。「チョコレート、製菓ならびビスケット」分野でも、受賞した26社中25社が日本企業。「毎年80カ国以上から2200に及ぶ商品がモンドセレクションにて評価される」と表記されているものの、日本企業が寡占しているのがその実態である。
この実態を好意的に解釈すると「日本の食品のほとんどは、世界の品質基準を常に満たすようにできている」わけである。誇らしいことである。
ほめられ方に見識を
しかし、販促のアイデアに困ったからといってモンドセレクションを販促ネタとして獲得し、国際=権威に弱い日本人の弱みにつけ込んだ販促キャンペーンを仕込むのは、どうなのだろうか? それって、モンドセレクションの悪用である。
ちなみに、楽天市場で「モンドセレクション」と検索すると7062件が候補に上がる。うっ!、「食のノーベル賞」にしては多すぎる……。
さらに調べていくと、日本には、「モンドセレクションへの出品を代行するビジネス」なるものがあることが分かる。日本の食品の品質の高さを世界に広めるための事業であるので「ありがたい」わけではあるのだが、こんなビジネスが成立しているのは、日本だけなんだろうと思うと複雑な気持ちである。
日本の企業も消費者も、「ほめられ方」についてもう少し見識を持つべきである。ホメホメビジネスは、いつかきっと、どこかで恥ずかしくなる。
追記
最近「おれおれ詐欺」ならぬ「ホメホメ詐欺」という事件が日本では頻発しているらしい。何でも俳句や絵画などをたしなむご高齢の方をターゲットにして電話をかけ、作品をほめちぎって、「雑誌などに掲載しましょう」と持ちかけ、後で多額の請求をするというもの。「おれおれ詐欺」よりたちが悪い気がする。ヒトはほめられると弱い。確かに、財布のひもが緩む。そして、結果的には「お恥ずかしい次第」なので、事件にならない……。犯人の思うつぼなわけである。
Business Media 誠
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あひゃひゃひゃ!笑ってしまった!
「金払えばもらえる」とは、エントリーすればもらえるという事だったけど、厳正な審査に対して賄賂を渡すよりも簡単だな。
「ほんまや」をコケにするつもりはない。震災後、首都圏から受注が相次ぎ、買った人もいたはずだ。
「モンドセレクション」曰く、一定基準の品質なのだろう。
でも、ベルギーの民間団体が認定したものをありがたがっていただけだからな。
こんなものを喜んでいるのは日本人だけだな。
実は以前、「モンドセレクション受賞」の見出しで入ったラーメン店がある。
その餃子を食べてみたけど、別にこれと言って特にうまいとも思わなかった。
大阪市はこんな称号をありがたがったって事だな。
大阪市の水道水を加熱処理して商品化したペットボトル入りの水「ほんまや」が国際的な食品品評会「モンドセレクション」の「ビール、水、ソフトドリンク」部門で金賞を受賞した。市が23日、発表した。

モンドセレクション金賞を受賞した大阪市水道局のペットボトル水「ほんまや」
市によると、国内の地方自治体が製造・販売する商品が金賞を受賞したのは初めて。
ほんまやは大阪市水道局が500ミリリットル100円で販売。市営地下鉄の駅売店や市内の一部のコンビニの店頭に並んでいる。平成19年の発売以来、これまでに約86万本が売れた。
授賞式は24日(現地時間)、ベルギー・ブリュッセルで開かれる。
MSN産経ニュース 2011.5.23 21:38
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モンドセレクションって、「金出せばもらえるよ」と言われた事がある。
「モンドセレクション」って何だ?
ベルギーに本部がある国際的品評機関
参加料はなんと約17万円!
まず始めに、「モンドセレクション」とは何かを知っておこう。
モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際的な品評機関。世界各地にある優れた市販商品の評価、品質向上を目的として、1961年にベルギー王国経済省とEC(欧州共同体:当時)が共同で創設したものだという。「食のオリンピック」「食のノーベル賞」に例えられるように、商品の品質に関するコンクールとして歴史のある、最も代表的なものだといわれている。
審査は毎年行われ、一般に市販されている製品を対象に、自身で参加した製品に限られる。審査料は基本的に、1製品ごとに1100ユーロ。日本円で約17万円だ(2月1日時点の為替レートである1ユーロ=158円で換算した場合)。3製品目以上は1製品ごとに1000ユーロになる。
審査は、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」などの項目ごとに、それぞれの分野で活躍する、確かな専門的知識とその高い能力を認められたスペシャリストらが行うという。採点の詳細は非公開だが、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて、90点以上で最高金賞 (GRAND GOLD MEDAL)、80点以上で金賞 (GOLD MEDAL)、70点以上で銀賞 (SILVER MEDAL)、60点以上で銅賞 (BRONZE MEDAL)が授与される。 つまり、同一ジャンルで1製品というわけではなく、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるのだ。
マークが製品によって微妙に違う?
デザインは企業が独自に作成
受賞すると、モンドセレクション創設当時のベルギー経済庁本部を浮き彫りにした受賞メダルを使ったマークを広告やパッケージに使用することができるが、使用期限は5年。ただ、最高金賞を3年連続で受賞すると与えられる「国際最高品質賞」などを受賞すると、永久使用が許可されるという(受賞年を明記する必要がある)。
この「モンドセレクション受賞」のマーク。最高金賞受賞商品をずらり並べてみると、マークが少しずつ異なる。これは、事務局から渡されたロゴイメージを元に、受賞企業が各自にアレンジしているためだ。
受賞式は、毎年初夏にヨーロッパ各国を巡回して行われる。2007年は、5月28日にスペインのバルセロナで開催された。受賞者には招待状が届くが、受賞式に参加する交通費は、ミシュラン同様に“自腹”となっている。

同じ最高金賞でもマークのデザインはメーカーそれぞれ
ラムネ、漬物、豆腐よう、サプリメント…
受賞ジャンルは実にさまざま
さて、この“難関”を突破し、最高金賞を受賞した製品はどのようなものか。入手した受賞リストを眺めてみると、実に興味深い事実が分かってきた。
まずモンドセレクションといえば、ビールやワイン、日本酒などの酒類や菓子など、食品のなかでも嗜好品が受賞しているというイメージが強い。しかし、受賞リストを眺めてみると、意外にバリエーションが多いことに気づく(第2部参照)。
例えば、ラムネや漬物、ドレッシングを始めとして、日本人でも食べる機会がそれほどないであろう「豆腐よう」などの珍味もある。また、ミネラルウォーターやサプリメントなどといった、必ずしも味を楽しむことが目的でないものも。果てはコーンスターチのような、「これは食品というよりも、食品原料だろう」とつっこみを入れたくなるものまであるのだ。
というのも、審査部門は、創設当初はビールやソフトドリンク、食品などが中心だったが、範囲を拡大。「チョコレート・製菓・ビスケット部門」「穀類製品部門」「食品部門」「ワイン部門」「蒸留酒・リキュール部門」を始め、「ビール・水・ソフトドリンク・その他ノンアルコール飲料部門」もある。実は非食品分野まであり、「タバコ部門」「コスメ・トイレタリー部門」も。2007年には、「ダイエット・健康食品部門」が新たに設置されたという。
「最高金賞」受賞企業に直撃!
応募はどうやって?どんな審査?
審査の手順と評価の仕組みは、何となくつかめた。しかし、疑問は、前述のようにジャンルが多岐にわたる製品がどのように審査され、評価がなされているのか、ということ。実は、「具体的な審査方法や基準はわからない」というのが、多くのメーカーの意見。
「味、品質の安定度、パッケージデザインを審査員が総合的に評価しているらしいが、私たちには、どういう細かい審査をしているかはわからない」(ラムネで最高金賞を受賞した木村飲料)。
そもそも日本にしかない食品となると、その味の良し悪しを海外の審査員に判断できるのか、という疑問も当然出てくるだろう。「審査基準の詳細はわかりません。また、審査員がどうやって食べているかも当方では知りません。とはいえ、出品する際の用紙に商品の説明をきちんとすることが明記されておりましたので、『日本では、特にご飯に乗せて食べることが好まれています』と記載しました。応募の際に本部からは、試食には各国の食文化に知見のあるスペシャリストが参加して審査していると聞きました」(なめ茸で受賞したナガノトマト)。
何が評価されたかについても、具体的に知らされていないケースが多いようだ。
「味覚、品質、デザインも審査したうえで、総合評価が90点以上ないと最高金賞は受賞できませんから、当然、おいしくて、高品質の商品だと思ってもらえたんじゃないでしょうか」(顆粒みそ汁で受賞したかねさ)、「アジア独特のごまの香り、無添加なのに無菌で製造できていることが評価されたのでは」(ごまドレッシングで受賞したマルボシフーズ)、「欧米の方々にも、小麦の味やコシ、ゆでたときに香りが豊かだということは分かっていただけたのではないでしょうか」(うどんで受賞した大庄屋)と、受賞理由は推測の域を出ない。
一方、審査員から評価されたポイントを直に聞いたメーカーもある。
「審査員から、ほのかな甘みと酸味、歯ごたえ、えのきとしょうゆのハーモニーが素晴らしいと言われた」(ナガノトマト)という。「味がいい。クオリティが高い」と声を掛けられたのは、さんまの蒲焼で受賞した平松食品。
つまり、授賞式に出席し、求めればアドバイスがもらえることもあるようだ。
「『日本酒で海外に進出していくには、どうしたらいいか。情報がほしい』と問うたところ、モンドセレクションのスタッフから『日本酒は、フルーティーな飲み口でドライなほうが欧米で受ける』と言われた。その通りに改良を加えたところ、受賞して欧米で受け入れられた。審査員のアドバイスは有益だった」という声もあった。
また、「授賞式の翌日には、受賞者を対象にした観光ツアーがある。その際、同行するモンドセレクション事務局スタッフの食べた料理に対するコメント内容から、どんな味を彼らがおいしいと感じるのかをリサーチすることもできる」(平松食品)という。
売り上げアップ、価格競争から脱却…
“サントリー効果”で影響力は絶大
日本で最高金賞を受賞したメーカーは多いが、その効果はどの程度あったのかは気になるところ。
まず売り上げが伸びたケースは多い。「売り上げが3.5倍になり、一時は生産が追いつかないほどになりました」(豆腐ようで受賞したJCC)というメーカーもある。要因として、数多くのテレビや新聞、雑誌に取り上げられたことも大きいようだ。
派手に宣伝をしたわけでもないのに販売店側から「卸してほしい」という声がかかるなど、「取引先の反応が変わった」というメーカーも少なくない。大庄屋は、香川県知事から直々に、東京・新橋にある香川県のアンテナショップへの出店要請を受けた。マルボシフーズは、福岡県の遠隔地にあるにも関わらず、受賞後に遠くはドイツから問い合わせがあり、取引が始まったという。国から海外に進出するための助成金が出たというメーカーもあった。
また、価格競争の激しい市場で高付加価値化に成功したケースもある。
「原材料費の値上がりで値上げせざるを得ない状況に追い込まれ、離れてしまったお取引先やお客様もいらっしゃいました。しかし、モンドセレクション受賞後、お客様が戻ってきました」というのは、ラムネの木村飲料。
「安いのが当たり前」という市場で高級というポジションを築けたのは、大庄屋だ。「小麦粉でも中心の部分のみを使用するので、原材料費は通常より高くつく。だが、従来のさぬきうどんのイメージは、安くておいしい食べ物。そのため、『中元や歳暮の贈答用でも気がひける』という客の声は聞こえていた。それが受賞後は、胸をはって『高級なうどん』といえるようになり、売り上げは倍増しました」(大庄屋)という。
ただ、実際にその効果が顕著になったのはここ最近だという。40代以上だと子供のころによく食べていた日清製菓の「バターココナツ」などでなじみが深いモンドセレクション。しかし、若い世代には、モンドセレクションの名前すら知らない人も多いのだ。
「毎年、幕張で行われている食品の展示会『フーデックス』。当社もこちらにずっと出品しているが、ここを訪れる流通関係の方々でもモンドセレクションを知らない人がいるのです」(かねさ)
そんな若い世代も含めて、「すごい賞らしい」と評判になったのは、サントリーが「プレミアムモルツ」のテレビCMなどで「3年連続モンドセレクション最高金賞受賞」と大きく打ち出してからだ。「消費者の方でも、サントリーさんが3年連続受賞したという広告で、モンドセレクションに関心を持たれたという方が少なくありません」(平松食品)
リストを見ると気がつくのが、地方企業が大半だということ。それゆえに、受賞後、「不景気で活気がない地元が盛り上がった」という受賞メーカーも目立つ。「地元小学生が工場見学に次々に訪れ、子供が喜ぶ姿に街全体が元気をもらっている」(ごまドレッシングのマルボシフーズ)。
中小メーカーも多く、自力で全国に向けて自社の商品を大々的にPRするのは難しいだろう。そんななか、世界レベルの“わかりやすい評価”を受けられるモンドセレクションは、地方メーカーの“救世主”ともいえるわけだ。
日経トレンディー 2008年02月04日
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乱発気味?実際、モンドセレクションってどうなのよ?
昔は、日清製菓の「バターココナツ」やサンリツの「源氏パイ」の袋に燦然と輝いていたモンドセレクション。
今では、サントリーのプレミアムモルツの広告で、モンドセレクション3年連続最高金賞というキャッチコピーにまでなっている。・・・で、実際、どうなのよ?モンドセレクションって?
販促会議でアイデア出しに困ったとき・・・「モンドセレクションでも獲りに行きますか?」なんて会話が昨今良く聞こえてくるようになった。そういえば、少し乱発気味な気もするぞ。その実態は、どうなのか?(日経トレンディネット2008年02月04日配信の記事「モンドセレクション」って何だ?を参考に整理させていただく。)
モンドセレクションは、「食のノーベル賞」らしい。
モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際的な品評機関。世界各地にある優れた市販商品の品質向上を目的として、 1961年にベルギー王国経済省と欧州共同体が共同で創設したもの。「食のオリンピック」「食のノーベル賞」に例えられるように、 商品の品質に関するコンクールとして最も歴史のあるものだといわれている。
審査は、自費参加の商品のみに限られる。
審査は毎年行われ、一般に市販されている製品を対象に、自身で参加した製品に限られる。審査料は、1製品ごとに1100ユーロ。2010年7月8日本日の為替レートが1ユーロ=111円なので、日本円に換算すると12万円強かかるわけである。
厳正かつ非公開なプロによる絶対評価。
審査のジャンルはビール・菓子・タバコ・美容などのカテゴリからさ らに100以上のグループに分かれており、それぞれを各分野で活躍する、確かな専門的知識とその高い能力を認められたスペシャリストらが行う。
採点の詳細は非公開だが、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて、90点以上で 最高金賞、80点以上で金賞、70点以上で銀賞、60点以上で銅賞が授与される。 つまり、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるわけだ。
日本から出品した食品の8割が入賞している。
日経MJ2008,11,14号の記事を出典として編集されたウィキペディアには、「本認証は相対評価ではなく絶対評価を用いているため、定められた技術水準を満たした商品には全て認証が与えられる。特別金賞は2006年以降毎年50点以上の日本製品に与えられている。なお国際的には、ほとんど無名である一方、日本国内で近年急激に知名度が上がったため審査対象品の5割が日本からの出品という状態にある。さらに、日本から出品した食品の8割が入賞している」と記されている。
実際のところはどうなのかと「モンドセレクションの本サイト」を閲覧すると・・・
http://www.monde-selection.com/jp/
「2010年度は、19カ国178企業から出展された292強の商品がインターナショナルハイクオリティートロフィーを受賞しました」と記されているが、「ダイエット並びに健康食品」分野では、受賞した15社のすべてが日本企業。「チョコレート、製菓ならびビスケット」分野でも、受賞した26社中25社が日本企業。「毎年80カ国以上から2200に及ぶ商品がモンドセレクションにて評価される」と表記されているものの、日本企業が寡占しているのがその実態である。
この実態を好意的に解釈すると「日本の食品のほとんどは、世界の品質基準を常に満たすようにできている」わけである。誇らしいことである。
ほめられ方に見識を
しかし、販促のアイデアに困ったからといってモンドセレクションを販促ネタとして獲得し、国際=権威に弱い日本人の弱みにつけ込んだ販促キャンペーンを仕込むのは、どうなのだろうか? それって、モンドセレクションの悪用である。
ちなみに、楽天市場で「モンドセレクション」と検索すると7062件が候補に上がる。うっ!、「食のノーベル賞」にしては多すぎる……。
さらに調べていくと、日本には、「モンドセレクションへの出品を代行するビジネス」なるものがあることが分かる。日本の食品の品質の高さを世界に広めるための事業であるので「ありがたい」わけではあるのだが、こんなビジネスが成立しているのは、日本だけなんだろうと思うと複雑な気持ちである。
日本の企業も消費者も、「ほめられ方」についてもう少し見識を持つべきである。ホメホメビジネスは、いつかきっと、どこかで恥ずかしくなる。
追記
最近「おれおれ詐欺」ならぬ「ホメホメ詐欺」という事件が日本では頻発しているらしい。何でも俳句や絵画などをたしなむご高齢の方をターゲットにして電話をかけ、作品をほめちぎって、「雑誌などに掲載しましょう」と持ちかけ、後で多額の請求をするというもの。「おれおれ詐欺」よりたちが悪い気がする。ヒトはほめられると弱い。確かに、財布のひもが緩む。そして、結果的には「お恥ずかしい次第」なので、事件にならない……。犯人の思うつぼなわけである。
Business Media 誠
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あひゃひゃひゃ!笑ってしまった!
「金払えばもらえる」とは、エントリーすればもらえるという事だったけど、厳正な審査に対して賄賂を渡すよりも簡単だな。
「ほんまや」をコケにするつもりはない。震災後、首都圏から受注が相次ぎ、買った人もいたはずだ。
「モンドセレクション」曰く、一定基準の品質なのだろう。
でも、ベルギーの民間団体が認定したものをありがたがっていただけだからな。
こんなものを喜んでいるのは日本人だけだな。
実は以前、「モンドセレクション受賞」の見出しで入ったラーメン店がある。
その餃子を食べてみたけど、別にこれと言って特にうまいとも思わなかった。
大阪市はこんな称号をありがたがったって事だな。
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