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    東海地方への津波到達10分早く 3地震連動、M9なら

    30年以内に87%の確率で起きると予測される東海地震と東南海、南海地震が連動して発生し、東日本大震災と同じマグニチュード(M)9・0となった場合、東海地方沿岸部を襲う津波の到達時間が、想定より最大で10分程度早まる可能性があることが、名古屋大大学院工学研究科(海岸工学)の川崎浩司准教授らの調査で分かった。

     津波の高さも、最大で想定の2倍近い15メートル級になる可能性が判明。国の中央防災会議は現在、M8・7とした3連動地震の想定見直しを進めているが、想定外だった東日本大震災を受け、想定の引き上げは必至。今回のデータは、新たな想定の目安の一つになりそうだ。

     川崎准教授らは、駿河湾沖から高知沖の震源域のプレートが700キロにわたってずれ込み、3つの地震が連動してM9級の地震が起きたと想定。津波の速度や力を算出し、東海地方沿岸部への到達時間や高さなどをシミュレーションした。

     主要地点のうち、最も到達時間が早まるのは、名古屋港と津市の5~10分。これまでの到達想定時間は名古屋港が90~120分、津市は60~90分だった。


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     川崎准教授は「地震の規模が大きくなれば津波の高さと速度が増し、到達時間は震源から離れるほど想定より早くなる」と説明する。三重県伊勢市では3~5分、愛知県伊良湖でも2~3分それぞれ到達時間が早まる。震源域に近く、到達想定時間が10~20分と最短の三重県尾鷲市と大王崎は従来通りだった。

     一方、津波の高さは最も高い三重県南部で10メートルと予測。想定の7~8メートルを上回った。ただ、今回の調査には津波の威力が増すリアス式沿岸部の詳細な地形データが反映されておらず、「地形を精査すれば、想定の倍以上になる可能性もある」(川崎准教授)という。

    中日新聞 2011年5月23日 10時40分

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    東海地震・東南海地震・南海地震は、過去の事例を見ると、殆どが連動している。
    同時発生や連鎖などで、2地域または3地域連動の時もあり、津波は九州から千葉沖までの広範囲で発生しているものもある。
    単独地域だけの研究と連動時の研究、両方とも必要だろう。


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