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    高濃度の放射性物質を海藻類から検出 グリーンピースの海洋調査で、政府に緊急調査を要請

    高濃度の放射性物質を海藻類から検出グリーンピースの海洋調査で、政府に緊急調査を要請
    国際環境NGOグリーンピースは5月12日、福島第一原子力発電所を中心に太平洋沖および沿岸海域で行った海洋の放射能汚染の調査において、複数の海藻から高濃度の放射性物質を検知したとして、日本政府に対し福島第一原発周辺での海藻類の緊急調査ならびに、それに伴う漁業関係者への損害補償を早急に行うよう要請しました(注1)。

    今回グリーンピースが採取した海藻類の調査結果は、同時に採取した海水、魚貝類などとともに詳細な調査を行った後、今週にも結果を発表する予定でしたが、優先的に放射性物質の計測をはじめた海藻類について高い数値が検出されたことから、政府に緊急措置を求めるために本日発表したものです。

    グリーンピースの調査船「虹の戦士号」(オランダ船籍、555トン)で行った海洋調査(5月3日から5月5日まで)では、福島第一原発から50キロ離れた沖合で採取した海藻アカモク(ホンダワラ科)などから1キログラムあたり最高で13,000ベクレル以上の放射性物質を検知(注2)しました。

    また、沿岸海域においても独自サンプリング調査を行った結果(注3)、福島第一原子力発電所の南約30㎞から65kmの場所に位置する久ノ浜(ひさのはま)、四倉(よつくら)、江名(えな)、勿来(なこそ)などの漁港で譲り受けたアカモク、コンブ、フクロノリなどの海藻サンプルからも、1キログラムあたり最高で23,000ベクレル以上の放射性物質が検出されています。

    グリーンピース・ジャパンの海洋生態系問題担当の花岡和佳男は、「近接県には、国内ワカメ生産量の約7割を占める一大産地があり、また、海藻類の収穫が来週にも始まろうとしている地域があります。しかし、政府や都道府県による海藻類の調査はほとんど行われていません。早急な調査と対策が必要です」と語りました。

    さらに「漁業関係者は、放射能被害における損害補償の話の進展もなく、漁業再開の見当もつかないままの不安な日々を過ごしています。収入源である漁業を奪われ、漁協から借金をして食いつないでいる人もいます。政府や東京電力は、未調査海藻類収穫の一時中止と早急な調査、さらには漁業関係者が被る被害の全額補償をセットで実行すべきです。」と訴えました。

    グリーンピースは、今回暫定結果を発表した海藻以外にも、海水、魚類、貝類などを沖合、沿岸域でサンプリングしています。これらについても、今回発表した海藻類とともに海外の研究所に依頼するなどして調査結果を確認した上で、来週に記者会見を開いて発表する予定です。



    注1)2011年5月12日付で提出した日本政府への要請書(pdfファイル)
    注2)沖合での海洋調査(調査船「虹の戦士号」での調査)による海藻類の結果(pdfファイル)
    注3)沿岸からの海洋調査による海藻類の結果(pdfファイル)


    ■グリーンピース放射線調査について詳しくはこちら

    ■ 調査期間
    沖合での海洋調査(調査船「虹の戦士号」での調査):5月3日(火)から5月5日(木)までの3日間
    沿岸からの海洋調査:5月2日(月)から5月9日(月)までの8日間

    ■ サンプルの内訳
    沖合での海洋調査によって採取した10サンプルの内訳:
    ・3サンプルでベクレルモニターの測定上限値(10,000 Bq/L)を上回った。これらはBq/Kgに換算すると、採取した各サンプルの密度により、12,000 ~13,000 Bq/Kg以上の値となる。
    ・2サンプルで高濃度の放射性物質が測定された(2,233 Bq/kg および 1,530 Bq/kg)
    ・2サンプルで低濃度の放射性物質が測定された(109 Bq/kg および 102 Bq/kg)
    ・3サンプルでベクレルモニターの測定下限値を下回り、測定不可能だった。

    沿岸からの海洋調査によって採取した12サンプルの内訳:
    ・6サンプルでベクレルモニターの測定上限値(10,000 Bq/L)を上回った。これらはBq/Kgに換算すると、採取した各サンプルの密度により、14,000 Bq/kg ~23,000 Bq/Kg以上の値となる。
    ・4サンプルで高濃度の放射性物質が測定された(986 Bq/kg ~11,291 Bq/kg)
    ・2サンプルで低濃度の放射性物質が測定された(123 Bq/kg および 177 Bq/kg)

    ■ 調査範囲
    沖合での海洋調査:日本政府から許可が下りた領海外(沖合約22キロより外)において、福島第一原子力発電所周辺海域を中心に、宮城県石巻港から千葉県銚子港までの沿岸から沖60kmまでの範囲。(警戒区域を除く)

    沿岸からの海洋調査:宮城県気仙沼市本吉町日門港から、千葉県銚子市銚子港の海岸沿い。福島第一原子力発電所周辺の警戒区域を除く。

    ■ 調査内容
    海水、海棲生物(魚、海藻、貝類を含む)のサンプリングを行い、放射性物質の測定とのちに核種分析

    ■ 調査で使用した測定機材
    - ベクレルモニター:Berthold
    - 汚染モ二ター: H13422 Rados MicroCont, UMO 110
    - ガンマ線スペクトロメーター:ICX Identifinder
    - 放射線量測定器:Thermo EPD MK2
    - 放射能吸収量測定装置:Dosebadge
    - 放射線検出器:RADEX RD1706
    - 汚染モニター:H13422 Rados MicroCont

    ※使用したベクレルモニターは、サンプル対象の放射性物質の総量を計測するもので、放射線核種の特定はしていません。ベクレルモニターの測定上限値は10,000 Bq/Lです。

    グリーンピース

    ///////////////////////////////////////////



    太平洋沖の海産物すべてを政府は調査していない。また、頭と内臓を取り除いて調査をしている。
    コウナゴだけが暫定基準値を超えたのは、小さいため取り除けなかったから。
    魚によっては、頭も内臓も食べたり、鍋のダシに使う。
    野菜よりもっと危険の可能性がある。


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